一時的ストーマ、永久ストーマに関わらず、ストーマを造設することで生活スタイルが変わることもあれば、変わらないこともあります。個人差はありますが、ストーマのある生活に慣れるまでに多くの時間がかかる場合もあるかもしれません。どのように対応するかは状況によって異なります。ストーマのある生活を送られている方々のご経験を紹介するストーリーを集めました。参考にしてみてください。
私は 30 歳のとき、直腸癌と診断され、医師から余命 1 年と宣告されました。8 歳、5 歳、1 歳半の小さい子供を 3 人抱えていた私は、死ぬわけにはいきませんでした。
手術時に医師は大腸の一部を切除し、ストーマの造設を行いました。医師から洗腸という処置方法があることを教えられました。これは水で腸内を洗浄する処置方法で、この処置をした後は1 日か 2 日排便がなくなります。3 人の子供を抱えていた私は、ストーマについてあれこれ悩む時間が惜しかったので、状況を検討してストーマと排泄を管理するのに洗腸が最適な方法だと判断しました。この処置はうまく行き、私は毎朝 5 時に起きて洗腸を行いました。こうすれば誰の邪魔にもならずにお手洗いを使えたからです。
私の夫はとても協力的で、いつも私を支えてくれました。手術の後、非常に高額な新薬での治療が必要になり、ほとんどが自己負担でしたが、夫がいい仕事に就いていて金銭的に余裕があったのは幸いでした。
子供たちが大きくなったので私は再び働き始めました。看護師として教育を受けていたこともあり、仕事を見つけることは難しくありませんでした。看護師は忙しい仕事で常に人々と密に接していますが、ストーマが問題になったことはなく、仕事中にストーマのことを考えたことはほとんどありません。
私は年齢的な理由により退職したところですが、以前と同じように人生を楽しんでいます。洗腸はもう行っていませんが、現在のストーマ袋は 30 年前と比べてずっと進化しています。私は糖尿病も患っていて、入念なスキンケアが必要なので、肌に優しい面板を装着することが重要です。
私はとても活動的で、付け心地の良いストーマ袋を装着する必要があります。私は毎朝 40 分ウォーキングをして、神社にお参りに行っています。旅行に出かけることも多く、日本国内の多くの場所を訪れました。富士山頂まで登ったことは一番良い思い出の一つです。大変でしたが、同時にすばらしい体験でもありました。挑戦して本当によかったと思います。
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