ストーマについて: コロストミー(結腸ストーマ)

コロストミー(結腸ストーマ)造設術はストーマ造設手術の一つです。 コロストミーと、この手術が必要な理由について詳しく見ていきましょう。

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コロストミーについて

毎年、数万人の方がストーマ造設術を受けています。 ストーマ造設術が必要となる理由には、腸疾患、事故、先天的な障害などがありますが、救命措置で必要になる場合もあります。コロストミー造設術の必要性について詳しく見ていきましょう。

ストーマとは?

「ストーマ」は「身体の開口部 / 排泄口」を意味するギリシャ語です。

医学の分野では、腸の一部を外科的に腹壁から引きき出して造る腹部の開口部を「ストーマ」と言います。 コロストミー(結腸ストーマ)造設術またはイレオストミー(回腸ストーマ)造設術を受けると、便はストーマから排泄されます。 ウロストミー(尿路ストーマ)造設術を受けると、尿はストーマから排泄されます。 コロストミーまたはイレオストミーの場合、病状によって一時的なものか永久的なものになります。

コロストミー(結腸ストーマ)とは?

コロストミー(結腸ストーマ)とは、大腸を外科的に腹壁に出して造られた開口部のことです。 腸の一部を腹壁を通して引き出して皮膚に縫合します。 結腸ストーマは大腸のほぼすべての部分から形成できますが、一般的にはS 状結腸と横行結腸が使用されることが多いです。 実際に手術する箇所は、医学的理由により異なります。

コロストミー(結腸ストーマ)造設で便の流れを変更します。 排泄物の量や硬さは症例によって異なり、また結腸におけるストーマの位置によっても異なります。ストーマ袋で便を溜めます。

コロストミー(結腸ストーマ)造設術が必要な理由

コロストミー(結腸ストーマ)造設術が必要となる疾患や病状には次のようなものがあります。

  • がん
  • 憩室炎
  • 外傷 / 穿孔
  • 重度の便秘
  • 放射線治療による腸の損傷

医療チームによるサポート

担当医師とストーマケア専門看護師がサポートしてくれます。あなたのストーマについてよく理解しています。手術やストーマについて疑問に思うことがあれば、ノートやストーマ日記に書き留めておくことをお勧めします。書き留めておくことで、医師やストーマケア専門看護師、その他の医療従事者との面談時に忘れずに質問することができます。